■■■■ソフトのタイトル・基本情報■■■■ | |||
痕(Leaf/1996-07-26) |
■■■管理人の一言■■■ |
1996年7月26日は、エロゲ界(なんかしょぼいが…)の歴史に残る名作を2本も送り出した 日だ。一本は、F&C軍団の根幹となり、続編に続編を重ねたPIAキャッロットシリーズの記念すべき 第一弾が発売。ちなみに、俺買いました。 そして、もう一本が今日ご紹介の痕である。 当時、エロゲにおけるヒロインというのは、あくまでエロの対象で、記号みたいなもんに近く、 ヒロインの個性、キャラクター性は「ありがちな男が好きなキャラ」であれば、絵のへたうま くらいでキャラの名前や、キャラの個性はプレイ終わったあとは忘却してしまうくらい 希薄だった。ちなみに、いまでもやっぱりエロ中心のヒロインは名前すら覚えることができん。 ところが、痕のキャラは違った。弟に進められ、ビジュアルノベルとか読むの面倒くせ〜な〜 と思いながらプレイしたら…めっちゃはまった。 この2年前くらい「かまいたちの夜」を始めてプレイしたときに近いシナリオのドキドキ感。 なにより、登場人物の魅力的な描写と、柏木姉妹のそれぞれの背景を浮かび上がらせる 次を読みたくなる展開に何度も選択を振り返り、更におまけのシナリオにも笑わせて貰った。 ヒロインの個性がこれほど残るゲーム、エロ系のゲームばかりプレイしてたせいか 記憶にあるエロゲーキャラはアリスちゃん(アリスソフト…てイメージキャラやんけ) くらいだったのに、衝撃を受けた、というか、普通に萌え〜となって誰かに進めたくなった(笑) コミケに当時はあまり行ってなかったのに、同人とか漁ったりもした、ちなみに同人の方が作った ぱちもんの、痕下敷きはいまも持ってるし。 その後、当然のように、雫−しずく−もプレイしたし、To Heart でもはまったのだが、 最初にプレイした、この作品のキャラがいまでもやっぱり一番好きかも。 エロゲに求められているのはエロのみ。それ以外の部分など無駄。そう決め付けず あえて、ビジュアルノベルでシナリオとキャラの個性に力をおいた姿勢は 良くも悪くも大きな影響を与えたと思います。 ちなみにオイラは、残念ながら、その後のシナリオ系、萌え系ブームには どうもひいてしまい脱落。君が望む永遠くらいしか、面白かったな〜とプレイした シナリオ系のゲームはありませんが、みんなをハッとさせるライターが出てくれる 事を心から願ってます。 最近のエロゲは、微妙に笑いをとれるちょいネタの積み重ねと、プレイしてる俺らの 心をくすぐるような、女の子達の台詞をしゃべらせるのだけは上手でも 深い悲しみや、言葉にならない想いを行間で語らせるだけの技量は微妙に持ち合わせて ない事が多いだけに、誰か、どんでもなく魅力的なヒロインを作ってください。 絵師よりもライターの力いまこそ発揮してくださいな。 それにしても千鶴 さん好きが発展して、年上好きになり、今、姉さん女房に至っているわけで 初音ちゃん好きなら、15歳くらい(またはそれ以下)と結婚するとこでした(無理やって…) |
■■ゲームの紹介■■ |
別居中だった主人公の父親の突然の事故死から早一ヶ月。 せめて四十九日の間くらいはと、長い大学の夏休みの終わり、主人公はかねてから予定していた旅行 を取りやめ、田舎にある父親の実家へと訪れた。 幼い頃に両親を亡くし、主人公の父親に扶養されていた従姉妹たちも、 悲しみに明け暮れていた日々に決別し、徐々に明るい笑顔を取り戻しつつあった。 心に深い痕を残したまま、主人公を優しく迎え入れてくれる彼女たち。だが事件は、 そんな彼女たちの心を、冷たく非情に引き裂いていった……。 |
■■■結論■■■ |
書いてて、リニューアル版もあるし久しぶりプレイしたくなった。 エロ的実用性ではまったくお世話になってない作品だが、心に与えたインパクトでかい〜 それにしても痕とかあの頃の同人誌、いったいとこへ? いま自宅にないんだが、まさかしれっと弟が持っていったのか。うーん返せよ俺の千鶴 さん本。 |
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