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(はじめに)
エネルギッシュな女性の歌声に、アニメを意識した美麗なCG。
そして、限りなく広がる青空に、一面の緑。
エロゲらしからぬ爽快なイメージでアニメ化までしてしまった
『グリーングリーン』が『2』になって帰ってきた・・・はずでした。
前作に引き続き、夏真っ盛りで気分爽快と思いきや、
心の中では木枯らしびゅうびゅう・・・もう秋ですねえ、はあ。
こういう作品だからこそ、気合い入れてレヴューしたいと思います・・・がんばれ、俺。
(キャラ紹介)
緑河豊:
グリーングリーン2の主人公。実は記憶喪失で過去のことをあまり覚えていない。
入学式には全裸で参加、ただの変態である。
言動、行動はいたって普通。筆者がなにも思い出せないほどに記憶に無い。
実は記憶喪失には重大な秘密が隠されている。
その重大な秘密がグリ2の足を大いに引っ張ってしまっているのはもはや
企画段階から王大人(死亡確認)していたのだろう。
川瀬真菜:
メインヒロインの一人。写真好きで明るい性格で誰からも好かれる。
が、グリ2では他のキャラとの会話が少ない。ほんとに
好かれているかは謎。ちなみに写真好きだが撮るのは非常に下手という謎ばかり残る。
柊麻理亜:
ちょっとタカビーなお嬢様らしい。上級生に対しても物怖じしなく、それでいて優しい一面もある。
オフィシャルには『なんとかして学校を変えたいと思っている』と書いてあるが、「アンタ、それはやりすぎ」
丘野ひまわり:
純真で可愛い女の子。彼女ほしいなあ、っていったら彼女になってくれた、ありがたや。
しかし、不意に身体に異変が生じる時がある。
『ゲェェ〜〜!! バッファローマンの身体に無数の傷が浮かび上がったぁ!!』
松浦ルーシー美夏:
ハーフなグラマラスダイナマイトサンダーボディの女の子。
日本名で呼ばれるのを嫌がったりするが、それには理由があるらしい。
彼女も(どうでもいい)秘密を持っているようだ・・・。
4バカ(佐貫、堤、保瀬、山本):
地獄をみてきた男、佐貫。しかし具体的には語られないのに連発するため安っぽい響きが。
亀頭男、堤。頭が亀頭の形をしているだけ。最初はマスクをしていたが、いきなりマスクを脱ぐ。インパクトは薄い。
ラテン系男、保瀬。基本的にイイ奴なだけである。頭が薄い、租チンなどの設定はあってないようなもの。
2Dオタク男、山本。ほとんど出番なし。たまにぼそぼそしゃべるだけ。
千歳みどり:
前作のヒロイン。前作では同級生だったが、今回は先生として登場する。が、何者かによって記憶が操作され、
学生時代の存在は曖昧になっている。キーワードは「乗り換え?」
(感想)
キャラクター:
1と比べると女性キャラは劣る。たとえば前作の千歳みどりは最初はラブラブビームを発射していたが
そのうち嫉妬したり、朽木双葉に対しては対決してブラはぎとったりした。
しかし、今回はそういった感情の起伏がない。
写真一緒に撮ってるうちに好きになったり、チアリーダーつきあってる
うちに好きになったり、なんとなく彼女になってくれたり、会うたびに「謝れ!」を連発、
猫助けたら仲良くなったり。
おのおののキャラに設定や性格があるのだが、それがうまく表現されていない。
それはやはり会話の少なさからであろう。
それに加え、主人公としかほとんど話さないことが問題。
女の子同士会話するということが一番性格を表すのによいイベントなのに、今作はこれが皆無。
各々のヒロインが独立した状態で勝手に進む。
男キャラ。
はっきりいっていないほうがマシ。
前作は女の子が転入するということで仲間うちでどうやって女の子を落とそうかがんばった。
その結果、一番星が双葉に踏まれたり、バッチグーが先生と間違って、
亜理沙に告白したり天神は「おいどんは正真正銘のロリですたい」と言い切ってしまう。
これこそまさに「団体効果」だ。
個性は一人では出せない。
男キャラ同士、女キャラ同士、そして、男キャラと女キャラを
絡ませることで魅力を相乗させていく。グリーングリーンはこれがよくでてきていたと思う。
今作ではどうか?ヘルスは変態である。
もちろん、前作の3バカも変態であるが、あくまで「男同士での愛嬌」レベルだ。
しかし、ヘルスは尿道オナニーに使う麺棒を女子に借りようとするなど、ただの変態である。
しかも、麻理亜に借りようとして、殺されかけるならまだしも、
そこらへんのテキトウな女子に声をかけるのである。
せっかくの団体効果を得るチャンスを自分から捨ててしまっている。
保瀬、堤に至っては覗きに同席はしたものの
逃げ帰るだけ、とか穴を掘るだけ、髪型が亀頭なだけと存在させようとする努力すらなし。
そういう『笑えない奴ら』が笑いを取ろうとがんばっているのはまさに
『つまらない漫才をみてる』と同等かそれ以下であり
グリ2での先輩(前作の3バカ)もそんな奴らに付き合ったのでは魅力も1/10である。
いくら黄金聖闘士でもハーデス城の中では1/10しか実力は出せないのです。
(シナリオ)
主人公の設定があれなので、結局シナリオは4人同じようになります。
しかもエンディングはすべてアンハッピー系です。
個人的には安易なハッピーは嫌いなのですが、こちらはもっと嫌いな安易なアンハッピーです。
唯一、よいかもって思ったのは真奈ですかね・・・・。
そして、問題のおまけシナリオ。これは前作のヒロイン千歳みどりが先生となってきて帰ってくるシナリオです。
また、主人公が記憶を失っていない設定になっております。
が、みどりちゃん、アンタ何しに帰ってきたの?って思える寒さ。キーワードは「乗り換え?」
(声)
声優の演技はうまいです、はい。歌も6曲も入っており、各々のヒロインの歌が入っているのでいいかも。
(エロ)
前作に引き続き、エロは薄いです。最後のほうに1、2回和姦がありますが、テキストも貧弱であっさり
CGは少しエロさアップしたと思いますがもともと薄いので実用性はあまりないです。
前作は中出しも多かったのですが、今回は半々となっております。
ニンシンとかしてたらどろどろして面白かったのに。
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