エロゲー倉庫バナー2      ツイッター管理人のツイッター
 エロゲー倉庫とは? 総合入り口へ戻る  エロゲー倉庫とは?分館(・雑記・リンク等)へ

  投稿エロゲー感想者*nd159

 グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー(GROOVER/2004-10-29)中古ショップ参考

 エロゲーのジャンル ADV  CD枚数  枚組
 エロゲー感想者の満足度
 CGのおおかな枚数  140枚(差し分含まず)
 夜のオカズ度
 エッチCGの割合  10%くらい
 エロゲーの属性
 (属性の説明)
純愛ゲー  音声の有無  あり
 動画の有無  なし

  ■■■簡単な紹介■■■

(簡単なストーリー紹介)

豊かな緑と壮大な青空にに包まれた山の中で主人公は目覚める・・・ここはどこ?、俺は誰?
そして、あてもなく彷徨っていると、ひとつの建物をみつけ、それを空けると

そこでは『私立 鐘ノ音学園』の入学式が行われていた。そう、主人公の名は『緑河豊』、この学園の新入生だったのだ!

新しく同級生になった仲間達、ちょっと気になる女の子達、鬼のように苛めてくる先輩達。
慌しくも、光輝く学園生活はいろいろな思い出を残し過ぎて行く・・・・。そんな中、鐘ノ音学園の閉鎖が決定してしまう。
仲間達を馬鹿やって過ごした宿舎、あの娘との思い出を育んだこの校舎、そんな思い出を守るため、主人公は戦う!

  ■■■ぶっちゃけたエロゲー感想■■■

(はじめに)

エネルギッシュな女性の歌声に、アニメを意識した美麗なCG。
そして、限りなく広がる青空に、一面の緑。
エロゲらしからぬ爽快なイメージでアニメ化までしてしまった
『グリーングリーン』が『2』になって帰ってきた・・・はずでした。

前作に引き続き、夏真っ盛りで気分爽快と思いきや、
心の中では木枯らしびゅうびゅう・・・もう秋ですねえ、はあ。
こういう作品だからこそ、気合い入れてレヴューしたいと思います・・・がんばれ、俺。



(キャラ紹介)

緑河豊:
グリーングリーン2の主人公。実は記憶喪失で過去のことをあまり覚えていない。
入学式には全裸で参加、ただの変態である。
言動、行動はいたって普通。筆者がなにも思い出せないほどに記憶に無い。
実は記憶喪失には重大な秘密が隠されている。
その重大な秘密がグリ2の足を大いに引っ張ってしまっているのはもはや
企画段階から王大人(死亡確認)していたのだろう。

川瀬真菜:

メインヒロインの一人。写真好きで明るい性格で誰からも好かれる。
が、グリ2では他のキャラとの会話が少ない。ほんとに
好かれているかは謎。ちなみに写真好きだが撮るのは非常に下手という謎ばかり残る。

柊麻理亜:

ちょっとタカビーなお嬢様らしい。上級生に対しても物怖じしなく、それでいて優しい一面もある。
オフィシャルには『なんとかして学校を変えたいと思っている』と書いてあるが、「アンタ、それはやりすぎ」

丘野ひまわり:

純真で可愛い女の子。彼女ほしいなあ、っていったら彼女になってくれた、ありがたや。
しかし、不意に身体に異変が生じる時がある。
『ゲェェ〜〜!! バッファローマンの身体に無数の傷が浮かび上がったぁ!!』

松浦ルーシー美夏:

ハーフなグラマラスダイナマイトサンダーボディの女の子。
日本名で呼ばれるのを嫌がったりするが、それには理由があるらしい。
彼女も(どうでもいい)秘密を持っているようだ・・・。

4バカ(佐貫、堤、保瀬、山本):

地獄をみてきた男、佐貫。しかし具体的には語られないのに連発するため安っぽい響きが。
亀頭男、堤。頭が亀頭の形をしているだけ。最初はマスクをしていたが、いきなりマスクを脱ぐ。インパクトは薄い。
ラテン系男、保瀬。基本的にイイ奴なだけである。頭が薄い、租チンなどの設定はあってないようなもの。
2Dオタク男、山本。ほとんど出番なし。たまにぼそぼそしゃべるだけ。

千歳みどり:

前作のヒロイン。前作では同級生だったが、今回は先生として登場する。が、何者かによって記憶が操作され、
学生時代の存在は曖昧になっている。キーワードは「乗り換え?」



(感想)

キャラクター:

1と比べると女性キャラは劣る。たとえば前作の千歳みどりは最初はラブラブビームを発射していたが
そのうち嫉妬したり、朽木双葉に対しては対決してブラはぎとったりした。
しかし、今回はそういった感情の起伏がない。

写真一緒に撮ってるうちに好きになったり、チアリーダーつきあってる
うちに好きになったり、なんとなく彼女になってくれたり、会うたびに「謝れ!」を連発、
猫助けたら仲良くなったり。

おのおののキャラに設定や性格があるのだが、それがうまく表現されていない。
それはやはり会話の少なさからであろう。
それに加え、主人公としかほとんど話さないことが問題。
女の子同士会話するということが一番性格を表すのによいイベントなのに、今作はこれが皆無。
各々のヒロインが独立した状態で勝手に進む。

男キャラ。
はっきりいっていないほうがマシ。
前作は女の子が転入するということで仲間うちでどうやって女の子を落とそうかがんばった。
その結果、一番星が双葉に踏まれたり、バッチグーが先生と間違って、
亜理沙に告白したり天神は「おいどんは正真正銘のロリですたい」と言い切ってしまう。

これこそまさに「団体効果」だ。
個性は一人では出せない。
男キャラ同士、女キャラ同士、そして、男キャラと女キャラを
絡ませることで魅力を相乗させていく。グリーングリーンはこれがよくでてきていたと思う。

今作ではどうか?ヘルスは変態である。
もちろん、前作の3バカも変態であるが、あくまで「男同士での愛嬌」レベルだ。
しかし、ヘルスは尿道オナニーに使う麺棒を女子に借りようとするなど、ただの変態である。

しかも、麻理亜に借りようとして、殺されかけるならまだしも、
そこらへんのテキトウな女子に声をかけるのである。
せっかくの団体効果を得るチャンスを自分から捨ててしまっている。
保瀬、堤に至っては覗きに同席はしたものの
逃げ帰るだけ、とか穴を掘るだけ、髪型が亀頭なだけと存在させようとする努力すらなし。
そういう『笑えない奴ら』が笑いを取ろうとがんばっているのはまさに
『つまらない漫才をみてる』と同等かそれ以下であり

グリ2での先輩(前作の3バカ)もそんな奴らに付き合ったのでは魅力も1/10である。

いくら黄金聖闘士でもハーデス城の中では1/10しか実力は出せないのです。



(シナリオ)

主人公の設定があれなので、結局シナリオは4人同じようになります。
しかもエンディングはすべてアンハッピー系です。
個人的には安易なハッピーは嫌いなのですが、こちらはもっと嫌いな安易なアンハッピーです。
唯一、よいかもって思ったのは真奈ですかね・・・・。

そして、問題のおまけシナリオ。これは前作のヒロイン千歳みどりが先生となってきて帰ってくるシナリオです。
また、主人公が記憶を失っていない設定になっております。
が、みどりちゃん、アンタ何しに帰ってきたの?って思える寒さ。キーワードは「乗り換え?」



(声)

声優の演技はうまいです、はい。歌も6曲も入っており、各々のヒロインの歌が入っているのでいいかも。



(エロ)
前作に引き続き、エロは薄いです。最後のほうに1、2回和姦がありますが、テキストも貧弱であっさり
CGは少しエロさアップしたと思いますがもともと薄いので実用性はあまりないです。
前作は中出しも多かったのですが、今回は半々となっております。
ニンシンとかしてたらどろどろして面白かったのに。


  ■■■まとめ&投稿人への投票■■■

(総評)

私はADVエロゲーを語る上で必要なものは『キャラ萌え』『シナリオ』『エロ』の3つだと思っております。
まずは『キャラ萌え』各々のヒロインの設定力不足&表現不足。
なによりもゲームの雰囲気全体があまり良くないと思う。
前作や他のゲームに比べやや劣ると思います。

『シナリオ』については矛盾点や意味不明な点が多数あり、ラストはほとんどが安易なアンハッピー、
そもそもの主人公の作り方に問題があったため、かなり悪いと思います。真奈だけはまだマシだが・・・
『See You Agein』『ただいま〜』『本当のお別れね☆』『なんじゃそりゃ。』とか
『俺はもう・・・・』or『ぶっ刺し』とか 『だれかいた気が・・・・』とか

まあ、みどりシナリオのラストにはもうそれはそれは『ゲーム終わってよかったあ』と安堵感が芽生えたほど。

『エロ』については実用性無し。3,4回くらいやって身篭らせるくらいじゃないと。

結局どれもが低次元にまとまっており、所詮は『グリーングリーン3への足踏み台』ということでしょうか。

絵が気に入ったなら前作をプレイ。グリーングリーンに対しての愛があるのならば敢えて受け止めてみてもいいかもしれません。

オススメはあまりいたしませんが・・・・・。


エロゲー感想50音図へ戻る