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《簡単な紹介》
Circusのヴィジュアルノベル「終の館(ツイノヤカタ)」シリーズの第4作目。 戦前の薫り漂う時代、とある館を舞台にした、少年と少女の悲恋の物語。
1,000円という驚愕のロープライスだが、さて内容はどうだろうか…。
《主要人物》
くらら 黒人の血が混じる少女。 主人公より少し年上。目が悪く、眼鏡を掛けている。 技能の類を身につけるのは得意だが、感覚人間なので行動にはムラが多い。 見世物小屋から逃げてきたところ、主人公に拾われる。
小柴加奈子 謙太郎の母。美しく優雅な女性。 かなりよい家の出のせいか、やや世間ずれしている 脳に原因不明の病気を患っている。
小柴弘蔵 小柴家当主。成り上がりの財界人。 病身の妻とまだ若年の息子を抱え悩む男。
桜実(ゆうみ) 館のメイドの一人。
あまり顔を突き合せることがないのは、恥ずかしがりなのか、昔の『使用人は主人の前に姿を現さない』
という鉄則を、守っているからか。
※ OHPより抜粋
《感想》
原画・CG 原画は亜星マコさん。 1枚絵は少なく、くららのものしかないのが残念ですが上手です。体位も不自然さはないですし、エロシーンもすごくそそられます。 褐色肌、眼鏡っ子、メイド。これらの属性に当てはまる人はチェキです(笑) デジタルCGという印象が強くグラフィックソフトのエフェクトで描いたな〜っていう感じがします。全体的に陶器のようにツルツルとしていて、陰影がくっきりし過ぎていますが、とても綺麗です。 あと、出来合いのものですが主題歌入りのオープニングムービーがあります。
シナリオ 沢柾機 館とメイドというシチュエーションで強引に押していくかと思いきや、存外丁寧な描写で非常に驚きました。 戦時中の感覚、少年の性の目覚め、淡い恋。 ストーリーが短いので、それほど広がりはありませんでしたが、読んでいて自然に感情移入できました。
音楽(BGM) 時代背景に合わせたのでしょうか、館という西洋風味漂うクラシック調の曲です。明るい曲は全くありません(汗) 音源はそれほど質は高くないですが、哀愁が込み上げてくる良い曲ばかりです。 オープニングムービーで流れる主題歌があります。これは他のメイドのシリーズとの併用かな? OHPではボーカル曲が2曲あるとの事でしたが、私が確認した限り1曲だけです。
音楽(CV) 声はくららと桜実のみあります。 特筆すべき点はとくにありません。
ゲームシステム ヴィジュアルノベル形式です。 選択肢はなく1本道なのでゲーム性は全くありません。攻略もひとりのみです(攻略と呼べるのかどうかは甚だ疑問ですが;) 機能はクイックセーブ、バックログ、オートプレイなど便利なものは装備されています。 おまけモードはCG、音楽、シナリオ鑑賞があります。シナリオはHシーンだけでなく全てのシナリオを再生する事ができます。
H くららとのHのみ。 シーン数は延べ10シーン。和姦と嗜虐性のあるシーンで構成されていますが、和姦の方は取り巻く環境と精神状態が厳しいせいか、どこか切なさが漂ってきます。 尺は割りと長めです。 くららは処女ですが、持ち前の明るさと積極さで、エロく盛り上げてくれて、実用性があると思います(笑)
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