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 はじめに
僕がパソコンに怪しいゲームが有ると知って、最初に買ったのがコレでした。
僕の性欲を満たしてくれそうな作品が多々有る中で、何故か全く別の雰囲気を放つパッケージ。
思わず僕はそれを手に取り、眺め、一度棚に戻し、
財布の中身を確認し、顔を真っ赤にしながらレジへと足を進めていました。
そんな思い出が有る一枚なので多少眉唾物の感想になってしまうかもしれませんが、
ここまでで御気分を悪くされなかった方は是非最後までお付き合い頂ければと思います。
あらすじ
人類は、——あと一週で終末だ。
ストーリー
人類終末宣言が出たにも関わらず、
学校には希望、諦め、日常、そんな物を求めた輩が残っている。
耕野 知裕（こうの ちひろ）は高校生。彼もそんな一人だ。
出る事を強制されたわけでも無い授業。
窓を眺めながらぼんやりと「終末」をイメージする。
前の席には昔の彼女。あの時はお互いに気遣い過ぎた。そんな事を思う。
……それにしても退屈な授業だ。さて、どうしたものか——
テキスト
敢えて個別シナリオへの評価はしません。
全体的な雰囲気を感じ取るタイプのゲームなので。
テキスト全体としてとてもスマートです。
映画のコマ割りをするような書き方が所々見られます。
余りに第三者的な視線から書き過ぎているせいで
多少酔った感じに見受けられるかもしれませんが、整合性はとても高いです。
ＣＧ
個人的には大好きです。しっかりとした個性の有る線、塗りです。
淡く、どこか少し影が有るような感じで、
テキストや後述する音楽とのマッチングが素晴らしいです。
ただ一般的な「エロ」とは余り相性が良く無い気がします。
音楽
シンプルにまとめてあって素晴らしいです。
特に「ゲームを始める」を押した瞬間に流れる曲は、一気に気持ちを引き込んでくれます。
プレイ時間
初プレイ→普通に読んで３時間半、読み込んで５時間……くらいでしょうか。
一回目で感じ取るには少し難解かもしれません。
２回目以降 →共通テキストを飛ばして１時間
一応攻略対象としては４人となっているのでプレイ時間は７時間弱くらいでしょうか。
凄く重いテキストなのでこれくらいで良いのかもしれません。
ただ、余り高い値段を出した場合後悔すると思いますが。
システム周り
古いゲームなのでここらへんが酷いです。セーブが１２個。
バックログ機能が申し訳程度に付いています。
回想、サウンドモードはＤＶＤver専用だった筈です。
オマケ
現在、中古でＣＤ版が2500円ＤＶＤ版が3200円くらいだと思います。
特典としてＤＶＤ版には原画集が付いている上、
ＣＤ版はシステム周りが酷いので、今買うならＤＶＤ版の方が良いかと。
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終末の過ごし方DVD(アボガドパワーズ/2003-04-24)
