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感想
Nitoro+の…と言うかシナリオライターの虚淵さんの試験的な作品らしいこの作品ですが、
いつもの「燃え」は無く「凍える」ようなサスペンスホラーに仕上がってます。
フルコンプに必要な時間は約5時間程度で選択技もほとんどありませんから、
「鬼哭街」のような感じだと考えてもらえばそれでいいと思います(^^ゞ
サスペンスホラーということで基本は恐怖とグロなのですが、
グロが苦手な人はオプションでフォーカス入れたり、明度を落としたりできるので安心……なのかな?w ま、正直フォーカス入れたりするぐらいなら作品自体しないほうが良いと思いますけどね。
ここからは個別に評価します。
<原画・CG>
原画はニトロファンならおなじみの中央東口さん、いつもながら男キャラがカッコイイです(^^
また今回は作品にあわせて主線を合えてラフっぽく仕上げているので、
よりシャープな絵に仕上がって作品の雰囲気をとてもよく引き出していると思います(≡^∇^≡)
CGについても雰囲気を出す塗り方で、恐怖感を与えるところは濃く塗ったりしているので
こちらも文句なく高クオリティに仕上がっています。
<シナリオ・キャラ>
とても万人受けするシナリオとはいえないのですが、今までの虚淵さんのシナリオが好きだ、
と思える方にはオススメします!
作品の紹介をしたいのですが、少しでも話すとネタバレになってしまうので
全体のあらすじはOHPの方で確認するのが一番だとおもいます。
主なキャラは…
交通事故で悪夢と現実の境目にたつ主人公…匂坂郁紀(さきさかふみのり) 入院中の主人公と運命的な出会いをする謎の少女…沙耶(さや) 主人公との壊れた関係を修復しようとする親友…戸尾耕司(おとのこうじ) 主人公に想いを寄せている女性…津久葉瑶(つくばよう) 瑶の親友で耕司の恋人…高畠青海(たかはたおうみ) 事故後の後遺症に悩む主人公の主治医…丹保凉子(たんぼりょうこ)
の六人、どのキャラもそつなくまとまっていて個々の魅力を充分出していました。
キャラ紹介だけみていると不幸を乗り越える主人公の恋愛ストーリーと思えなくもないのですが、
あくまでホラーですので苦手な方は注意してください。
<音楽・ボイス>
音楽は問題なし……と言うか良いです。 一曲一曲はさして素晴らしい音楽というのは無いですが、作中にかかっていると魅力が倍増しますね。
主題歌を歌っているのは、いとうかなこさん。鬼哭街のころからずっとニトロ作品で歌ってきていると思いますが
声質がよく、この業界の中では上位に入るほどうまいと思います。
ボイスですが文句ありません。OHPで一度聞いてみてください、分かる人には理由がわかりますw
<システム>
さまざまな機能がついてますので使いやすかったですね。 特にスキップ関係の機能が充実してるのはうれしかったです。
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