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世界で最も大きな大地。それはこの世界の陸地の約7割を占める大陸であった。
この世界にはほかに大陸と呼べるものはほとんどなく、大きな国家や自治都市はこの大陸に集まっている。
その大陸に、二つの国家が存在した。一つは小さいながらも豊かな資源を生み出す大地を持つ「アステリア王国」、
もう一つは広い大地を有し強大な軍事力を持つ「バルトラージュ王国」。
二つの国はお互いに意識しながらも表面上は友好関係を保ち、最近では大きな争いもなく束の間の平和が続いていた。
この平和は、8年前に両国間で秘密裏に取り交わされた「政治的外交」の結果によるところが
大きいということを、一部の者だけは知っていた。
そして、そのことが一人の少年の運命を大きく変えたことも…。
そして現在、両国間の友好関係は突如崩れることになった。
バルトラージュ王国の第一王女の失踪。それが、アステリア王国の手の者によって引き起こされた事実。
バルトラージュ王国はすぐさま軍備を整え、アステリア王国にことの真相を問いただした。
しかし、アステリア側は話し合いにすら応ぜず、同じく軍を動かした。
勝敗は誰の目にも明らかなはずだったが、一人の男によって率いられたアステリア軍は
世界最高の軍事力を誇るバルトラージュ王国軍を、文字通り蹴散らしたのである!
漆黒の甲冑を着込み、騎士団の先頭に立つ男の名は「ディストール」、魔王のごとき力をふるうアステリア王国の王子。
そしてそれは、8年前に両国間で運命をもてあそばれた少年の名であった…。
↑メーカーHPよりコピー。(手抜き)
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