6/12のレビュー   レビューはゲストの螺旋気流様です♪

・POW 〜捕虜〜   ruf


ロボット戦略SLG+尋問SLG CD一枚組 アニメーションあり(ロボットのみ)

・クソゲー評価度数8点 わぁ

■内容
 
人類がその生存圏を火星まで広げている世界。植民地として火星に移り住んだ人々は、
太陽系連邦政府からの独立運動を求め暴動を起こし、
やがてその暴動は火星の軍の一部のクーデターという経緯を経て
大規模な戦争へと発展した。
 
そして、内戦勃発から5年…太陽系連邦政府側の部隊の指揮官である
ゲイツ(主人公)は、火星独立軍の女性偵察部隊の兵士を捕虜として捕らえ、
作戦の情報を聞き出すべく限りなき拷問を繰り広げるのだ。
 
限りなき拷問を繰り広げるんですか? と、
SFらしい重厚っぽい世界設定に比べて最後部分が突然に頭が悪くなっている
ストーリーの、『POW〜捕虜〜』が今回のターゲットです。
 
今一つロボが格好良くない気がする(見せ方が悪いのかロボが格好良くないのか)
オープニングで気分を盛り上げつつ、ゲームを開始すると、
さっそく戦闘が開始されます。敵三体に対して、こちらは5体。
数の上では圧倒的に有利ですが、敵機は最新機なのでこっちがしこたま
撃ちまくらないとロクにダメージも与えられません。
障害物のない荒野での戦いにおいて『基地に乗られると即座に
ゲームオーバー』という厳しいルールがもありますが、
基地の四方にユニットを配置することでカバーできます。
もしマスが四角じゃなくてヘクスだったらクリア不可能だったのでは?
とか疑問を憶えつつ、捕虜を適当に捕まえると、戦闘終了しました。
 
……あれ? ロボット戦略SLGはここで終わり??
  1面だけなの???

と慌てる声も無視して、ゲームは尋問SLGへと入ります。
 
なんか3DCGで作られたっぽい、真っ白な床と大雑把な造形の本棚しかない、
まるで精神病患者の病室の如き部屋へと叩き込まれ、
行動の選択は捕虜の尋問か聞き出した情報の報告しかありません。
なんとなく、『実は妄想だった』というオチではないかと
恐怖を抱きつつ捕虜の尋問が開始されます。
 
尋問システムは、次々と出される2択の選択肢を選ぶと、
パラメーターが上下する…というもの。単純で分かりやすいシステムは好感が持てます。
 最初の選択肢がいきなり『投薬』『ロウソク』
 だけだったのは驚きましたが。
 
黙々と尋問と称してエロいコトを繰り返す作業は調教ゲーを思わせますが、
段々相手の口調がエロエロになっていくのも調教ゲー風味です。
そうこうしてるうちに調教(尋問)終了し適当に情報が集まったところで、
何故かグラフィックがシルエットにされてる上司さんに報告するとゲーム終了になりました。
 
『ゲイツの入手した情報は正確さを欠き、独立軍の反抗作戦を許す結果となってしまった。
そのため政府軍はかなりの出血を強いられ、戦線は大きく動くことになる。
軍上層部は情報部の責任を追及し、ゲイツはそのスケープゴートとして
一階級降格の処分を受けることとなった』
 
  騙されてるしッ!!
 
ちなみに、題名の『POW』ですが。当然『Prisoner of war<訳:捕虜>』のコトで、
某ロボ戦略SLG『P●WER DOLL』のパクりっぽい雰囲気を強調して
勘違いして買ってしまう人の増大を狙ってるワケではありません。
 

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