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05 /14 の更新 ・感想は投稿人の"突撃三士"さんです〜


  月箱(TYPE-MOON/2003-4-29)※同人

エロゲーのジャンル 伝奇ファンタジーサウンドノヴェル CDの枚数 本編枚 おまけ等 
エロゲー感想者の満足度  10 実質的CG枚数  200
夜のオカズ度    エッチCGの比率  30パーセント
ゲーム属性 音声の有無  あり
アニメの有無  一部
■手短なゲームの内容

TYPE−MOON、約四年間の活動の集大成、ここに具現化!
  1999年から約4年間に渡ったTYPE-MOONの同人活動の最後を飾るため、
「月姫」シリーズ全3作品を詰め込んだ夢のグレートブラボーボックス「月箱」がここに堂々の大登場!
                        TYPE−MOON HPより抜粋


■■ぶっちゃけたエロゲー感想

【はじめに】

皆さん、「月姫」という同人ゲームを知っていますか?
2000年12月、コミックマーケット59と言うイベントにて初めて世に出てから
驚異的な売り上げを見せたゲームです。

 当初は、無名のサークルが出したオリジナルと言うこともあって全然売れませんでしたが、
その存在が口コミで広がり、圧倒的な知名度を持つようになりました。

 単なる同人でありながらも、ムック本を初めとして多数の商業出版物を出し、果てはアニメにまでなる始末。
もちろん、同人でも多数の本が出ています。

 自分の友人で、同人のどの字も知らない奴が月姫の名前を知っていると言うのだから、すごいものです。
 さて、この「月姫」を作ったすごい奴ら、TYPE−MOONは4月29日のコミックレヴォリューション33
と言うイベントを最後に同人を去り、商業することになりました。

 と、言うわけで・・・・・
 祝!TYPE−MOON商業化!記念、レビューと致しまして、同人最後の作品、「月箱」のレビューをしたいと思います。


【同人サークルTYPE−MOONについて】

 まあ、改めて説明する必要もないとは思いますが、まず初めにTYPE−MOONの説明を行いたいと思います。

 TYPE−MOONは、代表兼原画担当・武内 崇、シナリオ担当・奈須 きのこ、サウンド担当・清兵衛、
プログラム担当・OKSG、CG担当・こやまひよかず、以上6名からなる同人サークルです。

 このサークルは、「月姫」という作品を作るために結成されたそうです。
それが、これだけの人気になるというのだからその実力はプロと比べても遜色ない・・・
むしろ、一部の企業よりは遙かに高いといえましょう。    

 次回作、「Fate/stay night」が商業化を決めるきっかけになったそうです。今から、楽しみです。


【さて、その内容は?】

 では、内容に入りましょう。

 「月箱」の中身は、「月姫」、「PLUS+DISC」、「歌月十夜」の三枚組。
 「月姫」&「歌月十夜」は、単体発売と同一内容で追加は一切ありません。
 それぞれのレーベル、CDケース、パッケージのいずれも書き下ろしとなっています。

 

【月姫】

 続いて、各ゲームの簡単な紹介。

 月姫は、モノの死にやすい部分が「線」として見える少年、「遠野志貴」が主人公の物語です。
 魅力的なヒロインはもちろん、シナリオも秀逸。自分はぞくぞくするカッコよさを思う存分味わいました。
 ただ、同人だけ会って、CGやシステムにやや不満の残るところ。

 総合評価10/10   初出/コミックマーケット59(1999/12)


【PLUS+DISC】

 「月箱」の目玉です。

 以前発売されたアペンドディスク「PLUS−DISC」の内容に以下の内容がプラス!
 人気のサブキャラ「弓塚さつき」と渡辺製作所と合同で作った格闘ゲーム、
「MELTY BLOOD」のヒロイン「シオン」の設定集、「げっちゃ2」。
 豪華ゲスト陣(逢倉千尋  赤井孝美  現津みかみ 一部抜粋・敬称略)の壁紙。
 とは言っても、追加された量は少ないです。

 総合評価10/10   初出/コミックレヴォリューション33(2003/4)


【歌月十夜】

 「月姫」のファンディスク。しかし、内容は大ボリューム。
これだけで並のゲームと同じぐらいの内容が詰まってます。

 メインストーリーにショートストーリーが10本、その上ファンの書いたイラストや、ゲストのCGまで入っています。
ファンディスクとはかくあるべき、と言った内容です。


 総合評価10/10   初出/コミックマーケット60(2001/8)


【補足・月姫の世界】

 「月姫」の世界に関連する物はこれだけでは有りません。
 実は、「空(から)の境界」と呼ばれる小説が有ります。
 筆者・奈須きのこ、挿絵・武内崇。
 主人公等は全然違いますが、背景世界は一緒。所々つながりがあります。
呼んでみると月姫がいっそう面白くなるかも?
 また、通称「青本」と呼ばれる「月姫読本」なる設定資料集があります。
内容は、原画や用語辞典、攻略チャート等。巻尾についているオリジナル小説は、
月姫の世界と全然関係ないように見えて、関係が有りそうな微妙な内容です。

 この二つは、「月箱」と同じく同人ショップで販売されています。
再版する可能性は、低いので、是非お早めにお買い求めください。


■■■まとめ

 面白い。その一言に尽きます。
 この内容が2500円だというのだから、そこらの6000以上もするピーなゲームを買っている場合じゃありません。
 買って損はさせません。価格以上のおもしろさは保証致します。買ってください。

 ただ、注意。重大な物では有りませんが、バグは有ります。
HPにてパッチが公開されていますので買ったのならば、始める前に当ててください。

■絵や内容の詳細はここから〜

http://www.typemoon.com/

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