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・感想は投稿人の"核をも凌ぐ戒パンチ。"さんです〜 |
ヤミと帽子と本の旅人 (ROOT/2002-12-20)
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| エロゲーのジャンル |
ノベル（電子書籍） |
CDの枚数 |
本編1枚 おまけ等 1枚 |
| エロゲー感想者の満足度 |
  ８点 |
実質的CG枚数 |
９６ 枚 |
| 夜のオカズ度 |
５点 | エッチCGの比率 |
５０パーセント |
| ゲーム属性 |
   |
音声の有無 |
あり |
| アニメの有無 |
なし |
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| ■手短なゲームの内容 |
 宇宙にも匹敵する広さを持つ図書館がありました。
この図書館の所蔵する本は皆それぞれ一つの『世界』になっています。
ある日突然ひょんな事から主人公のいた『世界』の本が壊れてしまいました。
図書館に放り出された主人公はペットのインコ・『ケンちゃん』と謎の女の子・『ちび』と一緒に自分のいた本を直すべく、
本の欠片を探す旅に出るのでした。
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| ■■ぶっちゃけたエロゲー感想 |
 キャラクター紹介
○主人公・・・最初は名前出てこない。後に葉月という名であることが判明するが・・・。
図書館に放り出されると目玉の一つ付いたぼろ切れになってしまう。
この状態では『コゲ（ちびと併せてコゲちび。アーヤ命名）』と呼ばれる。
超絶剣技の持ち主。本の中ではいつも日本刀（？）を持ち歩くタカ派←嘘。
○ケンちゃん・・・主人公の飼っているインコ。１３人の嫁を持つ。
○ちび・・・正体不明のミニマムサイズの女の子。物語のキーキャラ。
○リリス（ヤミ）・・・アダムが生み出した最初の妻。強大な魔力を持ち、その力は数ある魔王の中でもピカイチ。
今は図書館の司書してます。三代目ヤミ。恋敵のイブに嫉妬中。
○初美・イブ・その他諸々・・・アダムが２番目に作った妻。全てを許容し、慈愛に満ちている。
主人公がいた本が壊れてしまったため今は欠片になって存在。二代目ヤミ。
○ガルガンチュア・・・稀代の錬金術師。リツコの幼なじみでナルシストで小心者。リリスに仕えるが・・・。
○リツコさん・・・リリスも恐れる稀代の魔術師。性魔術と白魔術に長ける。
○セイレン・・・南国の島の本の住人。でも本当は・・・。
○ヤミ＝ヤーマ・・・アダムの事。全ての始祖。初代ヤミ。
○ともみさん・・・顔のない月から特別出演。リツコさんとうり二つ。連れの『男の子にも女の子にもなる謎のご主人様』を
元の世界に戻すべく頑張っている。何故かマントにボンデージ姿。
○アーヤ・・・わけわかんない図書館の住人。何処にでも出てくる。いろんな人に一目置かれてるので
それなりにすごいヤツくさい。美形。
○ジョウ＝ハーリー・・・リリスの頭にのってる巨大帽子。図書館を管理するために必要不可欠。『狩人』の母体。
ストーリー
ぶっちゃけよく分からないです。っていうか分かりづらいです。
多分シナリオ担当（か、その辺り）さんが『とっても面白く且つ哲学的且つ超複雑な世界設定』
を思いついて企画書提出して承諾されたはいいけど、世界設定が複雑すぎて上手く表現しきれなかった、
というオチだと思います。えぇ。
でも物語自体は熟読すれば理解できますし、何より理解できればとっても面白いです。
最初はどんな世界なのか、どんな物語なのか予想出来ないところもありますが、
その分後で期待を裏切った展開に発展していってくれます。（良い意味で）
掻い摘んで説明しますと、（かなり難しいです。掻い摘むの・・・）我々の知覚している『世界』というのは
実は一冊の本の中の物語で、その本を所蔵・管理しておく場所が『図書館』と呼ばれるこの物語の舞台です。
並列宇宙・多次元宇宙等々といった考え方から発展させた感じですね。
本と本同士はパラレルワールドのような関係にあるわけですね。
主人公は最初、『義妹であり意中の人である初美を守るために奔走している』という本の中にいます。
しかし、その本がある日突然何らかの理由により壊れてしまいます。気が付くと主人公は図書館に放りだされていて、
ミニマムサイズで一つ目の布きれになっていました。
しかも何故か同じくミニマムサイズの謎の女の子『ちび』が主人公を着ています。
主人公は飼っていたデブで黄色くて多妻持ち（しかも全員姉妹）のインコ・『ケンちゃん』と
謎の女の子『ちび』と一緒に自分の居た本を直す旅に出かけるのでした。
と、こんな感じです。これ以上は物語の確信に触れるためノータッチです。ただ、段々と物語の趣旨が変わっていって、
最終的には初期設定自体がひっくり返ります。ちゃぶ台返しです。そこが面白いというか何というか・・・。
とりあえずやってみてください。←それじゃこの文、意味無くねぇ？
感想
・全体的
当初は「カーネがまたゲーム出すってさ。」っつー事で、顔月を想像しながら手に入れてみたのですが、
予想に反して全編ギャグでした。（ぉぃぉぃ）
ただ、バカゲーという風ではなく、物語の要所要所にギャグが入っていて笑えるというだけです。
が、だからといって、本当は真面目な物語。と言う風ではなく、根本はしょうもない色粉沙汰が原因です。
物語自体のバランスや筋はキチンとしています。ここはシナリオさんの『腕』と言うところでしょうか。
（最初わけわかんない、と言うところには目をつぶります。だって原画カーネだし。）
ただ長いです。一日じゃ終わらないと思った方がいいです。くっそ長いです。だから面白い、
と言う見方もありますが意見が分かれるところです。
・キャラ＆ＣＧ
基本的に満点に近いです。だってＲＯＯＴだし。カーネだし。（そればっか・・・）ただ顔月に比べＣＧ数は少なく感じました。
えち数も少ないです。物語の長さに対してＣＧの数が少なすぎるかな？と感じました。
私的お気に入りは、パケ画になっている三代目ヤミのリリスです。（ヤミと言うのは役職名でぶっちゃけ司書のことです）
私的に手に入れた動機の四割くらいはこのキャラに惹かれたせいです。いいです。サイコーデス。
パケ画から想像しちゃった私的な性格は『強大且つ超絶なチカラを持つほんわか系おねぃさん』、
既存のキャラで例えると・・・・・
榊一郎著、富士見ファンタジア文庫発行のスクラップド・プリンセスのラクウェル・カスールを全知全能にした感じ
（わっかりにくっっ！）だったんですが・・・。
実際はラブひなの成瀬川なるとエヴァのアスカを足して二で割った感じでした。（ちょいちがうな。）
いや、それはそれでものすごくおいしいキャラだったんですけどね・・・。
リリスエンド良かったです。はい。オイシ過ぎ・・・。
二番目はちびとケンちゃん。
ちびは主人公をかぶったところが可愛いです。（卑猥な意味は含みません）
ケンちゃんは問答無用で面白いです。『１３人姉妹の嫁』って要はアレですよね？
何か途中いろんな呼び方されてます。爆笑モノです。
三番目はリツコ（ともみ）＆皇
リツコさんは顔月のともみと同じ顔なので理由はいりません。リツコさんが居てくれればそれでＯＫです。
（なんじゃそら！）私的に鈴菜も出してほしかったかも。（私的にともみと比べるとこっちの方が得点高いです。
でも物語の質に合わないね。）
皇は性格が○。跳ねっ返りの強いＢＵＳＩＤＯ女は得点馬鹿高ですね。
んで、態度に見合わずジツリキはそんなでもなかったり、とか。ん〜『良』です。
その下はメイリン（玉藻の前）、セイレン、葉月、イブ、エロスケの順かな？
リリスとセイレンのやり取りは笑えます。
・エロ
基本的にエロゲーと思わずに電子書籍と思った方がいいです。エロシーンは結構ありますが、
陵辱等々そっち系は全くなしです（かなりえちぃですけどね。でもえちぃだけ）。
ＣＧ自体はカーネさんのご多分に漏れずそんなに濃くないです。普通ですね。
ただ、物語上のシチュエーションと声優さんの音声によってかなりえちく感じました
（えちシーンの半分くらいですが。その他は１５禁程度？）。
・音声＆音楽
何かわからんのですけど、男性陣の音声が無いにもかかわらず、エンドロールにはキチンとお名前が載っているとか
言うのがありました。なんでしょね？
声優陣のレベルは高い方だと思います。特にリリス・セイレン・皇・メイリン（玉藻の前）は良かったです。
（中でもリリス。一人で八人のちびリリスを演じてましたからね。）
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| ■■■まとめ |
 私的には超お勧めです。エロゲと思わず、電子書籍として読んでみることをお勧めします。
（多分賛否両論だと思いますが、私は前者です。）
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