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エロゲー感想者 とある社会人 様 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
君と彼女と彼女の恋。 (ニトロプラス /2013-06-28) |
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二者択一の恋愛物語orゲーム。本作はヤンデレ幼馴染と電波淫乱少女とのラブストーリーでシナリオ自体はありきたりであるものの 現状そこかしこにあふれる恋愛ゲームに問いかけと挑戦状を叩きつけたゲームシステム仕様となっています。 4・5人ほどの攻略ヒロインを魅力的なCGで用意しそれぞれ性格付けをして個別ストーリーを作り プレイヤーがどれかは魅力的に感じられるゲームタイトルが恋愛ゲームとして 販売され始め結構な年月が経ちました。 私がきゃんバニ(きゃんきゃんバニー)シリーズをプレイしていた時は 登場キャラクター数は今とさほど変わらないもののイベント数は少なくCGも少なく もちろん台詞に音声がついているわけでもなくHシーンも個別ストーリーラストに一つか二つでした。 今時の恋愛エロゲのような日常イベント目白押しで台詞はフルボイスで 合間合間にHシーンが挟まれるような贅沢な作りは日常イベントを増やして欲しい・台詞に音声を つけてほしい・Hシーンはいろんな状況でといったユーザーの声が反映されていった結果なのでしょう。 ただ登場人物単体への魅力、プレイヤーが惹きつけられ記憶に留めるに 至るものはあまり変化無く毎月末に大量に発売されるゲームタイトルの中で 埋没していっている印象を私は受けます。 購入検討や感想においても自分の好みのブランドのキャラ・原画担当者の キャラ・シナリオライターのキャラあるいは性格属性のキャラとして語られるよう になってはいないでしょうか。 つまりは個としての登場人物に注目しているのではなく それに付随した魅力に注意がむいていないでしょうか。 名前が与えられ個としてゲームの中で現実として生きている登場人物たちは ゲームを楽しむプレイヤーたちのそれぞれの登場人物たちを攻略する際の 周回プレイや差分CGを回収する際のセーブロードの繰り返しを当然ながら感知しません。 さて本作の場合は……というのが特色となります
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ある家庭用ゲームを製作したクリエイター自らがその評価を このゲームを評価するなら0か満点で評価してほしいと発言したことがありました。 まさしく本作はそんな作品。 ゲームとして捉えるならばボリュームが少なく攻略ヒロインが二人と少ない凡作。 一人の恋愛対象を選ぶ恋愛ストーリーととらえるならばサイコラブストーリーとして 演出面がゲームシステムでしかできない手法をとった名作映画のような凝った作品に仕上がっています。 この点を評価して私は今回満点とさせていただきました。 よって本作を二人のヒロインを攻略するゲームとして楽しもうとすると 完全攻略ができないバグゲーとなりますのでご注意を。 |
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