妻朋香と娘と和気藹々と過ごす主人公であるが夜毎に事故死した最愛の人との過去での交流を夢見その後命日に事故に遭い目覚めた時に見た相手は。
本編はここから始まり事故死した最愛の人真希が妻となっている状況で生活を送ることに。選択次第で真希と朋香それぞれのルートに入っていけるもののどちらも主人公にとっては伴侶としての認識。またどちらかに思いを肩入れする選択をした後にはもう一方との過去の交流話が挿まれるという物語形式の為真希と朋香の思いの深さをより味わう羽目に。主人公の決断は最後にどう下さられるのか往年の連ドラ展開のようなありがちではあるものの見応えのあるシナリオ。 |
日常イベントとして使用されるシーンは数少ないながら描かれる人物の表情や構図で一目で理解できる挿絵のようなインパクトが在る。 エッチCGにおいても絡み合う二つの身体・喘ぎを押し殺すように口元を押さえる癖といった行為での生々しさが感じ取られる。
枚数は30枚と低価格ソフトの為少なめであるもののCGの使い方とカット演出が巧く物足りなさを感じることは無い。アニメ演出は主に背景での雪が降るといった人物ではなく周囲状況に対して使用されている。平日勤務中の昼食に営業職の親友がスーツ姿の立ち絵でなく休日の私服姿のままだったのは不自然。 |
寝取られものとして見ると寝取り役の親友が男として良い人過ぎて物足りなさが。何回かシーンが有り一応最後のシーンで寝取り役に身と心をまかせる感じにはなり一応寝取りものとして見れなくはない。ただむしろ本作の魅力を味わうならば主人公と登場人物たちの過去から続く果たせなかった事項への葛藤感とともにエッチシーンを読み進めると堪能できる。例をあげるなら朋香の積年の想いが通じた後のシーンや真希と主人公お互いの思慕の行き着く果てのシーンは淫語使用を含め情感たっぷりに描かれる。しいて足りないエッチシーン挙げるならあるルートのエピローグにて主人公の回想として乱れる妻が手短に一文で纏められているところ。 |