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装甲悪鬼村正(ニトロプラス /2009/11/27) |
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魂が宿る鎧——劔冑(つるぎ)。 世界最強の兵器である劔冑を纏う者は武者と呼ばれ、空を舞い、鋼を断つ力を得る。 六波羅幕府が統治する極東の島国・大和王国では、白銀の劔冑を纏った 武者の噂がまことしやかに囁かれていた。 無差別殺戮を繰り返す武者銀星号。数多なる人々を虐殺していく魔王の畏怖は、 次第に大和中に伝播していく。 人知れずその銀星号に立ち向かう武者がひとり。 血のように紅い劔冑——村正を纏う彼は、宿敵・銀星号を追う傍ら、 悪逆を働く代官や連続殺人犯をもその刃で断ち斬っていく。 しかし彼は正義を名乗ることはしない。なぜならば、彼の纏う劔冑は勢洲右衛門尉村正。 かつて大和を地獄に変えた、呪われし劔冑であるからだ。 ——これは英雄の物語ではない。英雄を志す者は無用である。 |
初めまして、少し前の作品ですが今回初のレビューを投下させて頂きます。 まず最初に感想を一言で表すと「狂気」です。 内容はとても一途、故に「狂気」であると言えます。 非常によく考えられた文章と展開、素晴らしいCG・音楽と共に名作の一言に尽きると思います。 シナリオ 悪鬼とタイトルにある通り、内容は全体的に「暗く」「残虐」でかつ「救いない」です。 しかしその点さえ克服すれば(正直自分は始めはキツかったですが)素晴らしいシナリオが展開されます。 全体的に暗い、とはいいつつも所々でテンポのいい笑いなどが入ってきて 完全にどうしようもなく終わるという訳でもなく、最後もとても良い終わり方を していますので鬱ゲーという訳でもありません。 武者同士の太刀合での心理もよく表されていて、独特の世界ながら精巧に作られています。 音楽は全体的に和風ベースのものが多く、荘厳な雰囲気のものからコミカル なものまで様々なものがあり作品全体を盛り上げています。 途中にパズル要素的なものも幾つかあり、そちらの難易度もなかなかの物でした。 CGの質・枚数・アニメなど CGの質・枚数ともに10周年記念作品(2009年)と銘打つ通り、とても綺麗で時代背景 に合っており素晴らしいものだと思います。 武者と武者の戦闘シーンは文字での表示だけではなく、3DCGが挿まれたり2DのCGも 動いたりなどとてもよく動きます。 キャラクターはなまにくATK氏が、ロボデザインは石渡マコト氏が手がけており どちらも各キャラクターを上手く表してると思います。 エッチ 攻略可能なのは4人です。 大鳥香奈枝、綾弥一条、足利茶々丸ともう一名(ネタバレになるので名前は伏せます)。 各キャラおおよそ2回ほどシーンがあります。 その他サブキャラのシーン(主に強姦系)があります。 実用度に関しては・・・全体的に非常によくできています。 が正直な所、別の作品(所謂抜きゲー)で補ったほうがいいのではないかと思います。 淫語なども作風からしてほとんど出てこないので、あまり期待はできません。 |
最後に。 このゲームは内容的にかなり人を選ぶと思いますので、1度体験版をやってみるといいかと思います。 体験版で引き込まれるものがあるならば、ぜひ1度プレイして頂きたいところです。 プレイを決めた方は、ぜひ覚悟を決めて最後までプレイしてみてください。 決して救われません。 が、それ以上に素晴らしいと思います。 そしてこの作品は考えさせられる所が多くあり、やはりNitroplusらしさというのか他の 作品と一線を画すものがあると思います。 最後まで読んで頂きありがとうございました。 |
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