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エロゲー感想スタート画像オイランルージュ -花魁艶紅-(ライアーソフト /2011/07/22)

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エロゲー感想者の満足度 エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星 7 点
夜のオカズ度 エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星エロゲー評価マイナス星 5 点
エロゲーメーカーリンク画像 メーカーバナー
エロゲージャンル画像 遊郭経営SLG
エロゲー属性画像 お見事ゲーム性あり
 メディア  DVD  1枚組
CGの枚数  CGのおおかな枚数 /68枚〔差し分除く〕
エッチCGの割合  80%    音声の有無  あり
システムの感触 良い 動画の有無 なし
エロゲーの通販・買取のPCショップうの屋さん。管理人もたまに利用中。
 
エロゲーソフトの紹介

エロゲー感想スタート画像 江戸、吉原。百万都市・江戸随一の遊郭街。
太夫と呼ばれる最上位の遊女は、大名であっても気に入らなければ頭を垂れぬ、花魁と呼ばれた彼女達は、金で買われながらも矜恃を失わず、一夜限りの仮初めながら、夫婦として男を迎えて、その技を尽くす。
江戸三百年の間に、この遊郭街は、男の粋と女の張りと言い表された独特の伝統を生みだしていく。

嘉門は、その吉原で店を構える父親の元で、日々遊び暮らしていた。しかし、父親の死により、状況は一変する。
堅実な先代店主のもとで繁盛していた店をぼんくら息子が継いだと聞いて、取り付けに群がる借金取り達。
吉原の顔役の介入でなんとか破産だけは免れたものの、嘉門の手元に残ったのは、格を落として小見世まで成り下がった店と、ただ一人残った太夫・氷笹、幾人かの格下の遊女、わずかばかりの金子、そして、父親がどこぞの取り潰された大名の子女との触れ込みで大枚はたいて買ってきた娘、天音だけだった。
しかし、ここでただ何もせず店を潰したとあっては男がすたる。かくして、嘉門は、この『高瀬屋』をたてなおし、
大見世と呼ばれる吉原一の遊郭とすることを目指し、
店主業に励むこととなる。
エロゲー画像2
エロゲーソフトの感想

エロゲー感想スタート画像Liar Softだからこそ出せる艶美情緒あるこの一作。

Liar SoftといえばB級コミックノリのバカゲーがある一方で高評価を受けている
スチームパンクシリーズのような綿密に作りあげられた世界観を楽しむ本格的なノベルゲーム
そして親しみやすいシンプルなゲーム要素を楽しめるものが有ります。

日本の昔を世界観にしたものといえば11年ほど前に販売された『行殺☆新選組』
という作品がありこの頃のLiar Softのゲームはシナリオはいいのにシステムが空恐ろしいバグエラー持ちで
立ち絵が表示されないやらBGMが突然消音といった事が些細に思えるほどで
フリーズ後強制終了やアンインストール出来なかったりと思い返せば正直なところ酷いものでした。

エロゲー倉庫さんの方にも当時の阿鼻叫喚なエロゲーエロゲー感想者からの感想が有ったかと思います。
 注・ありました。あまりに気の毒な感想なのでリンクはご容赦を(本館の方の検索やエロゲー感想50音図からどうぞ)

2002年に出された『腐り姫 〜euthanasia〜』という和風ゲーでは初回版の製品CD-ROMに
OPが入れ忘れられるという有り得ない不具合も合ったりしましたが
ゲーム内容自体はLiar Softが初めて送り出したエロゲーで有りながらシリアスな
読み応えのあるノベルゲームでした。

2000年代前半といえばKeyやLeafの代表作が出されノベルゲー隆盛期であり
泣きゲーといわれるものとニトロプラスのような燃え系のノベルゲームに大別されていたものの
『腐り姫 〜euthanasia〜』その後出される『Forest』は読者であるプレイヤーを
悲しみや感動で泣かせるわけでもなく主人公の行動に共感して燃え上がるような闘志を
沸き立たせるわけでも有りませんでした。

ただゲームの中で語られていく世界観に浸ることができ登場人物たちの行動を
読者として見守りその行く末を結末として読み進めていく文学作品としての
ノベルゲームの姿が有りました。

二作品を担当したシナリオライターの一人が去りまた異なった方向性として
ノベルゲームがその後展開されていくこととなりますがエロゲで有りながら文学作品として
読めるカタチは残っていると思われます。

さて本作『花魁艶紅 -オイラン ルージュ-』は特徴的な絵柄が魅力的ですがシナリオ担当に
先ほど作品名を揚げた『行殺☆新選組』のシナリオライターさんが担当され
本作でもしっかりとなされた時代考証によりバカゲー要素が無いぶん単なる吉原遊郭を舞台にした
回春話に収ませず当時の享楽から生まれ出た町人商人そして武士たちが通う吉原という
流行の中心地の姿が艶やかに生き生きと描かれています。

古典落語のネタにできる小話をあちらこちらに混ぜ込まれていたり食や衣服や壷絵巻といった
好事に至るまで江戸の繁栄を支えた吉原遊郭の姿が本作には有ります。

花魁や遊郭というとこれまで現代の風俗産業的なものと似通った極めて俗っぽさを
テーマにしたものが幾つかエロゲーでも発売されていますが
ともすれば一夜で千両身請けで万両と言われた遊郭はこの当時のヨーロッパの社交界にも
劣らない華やかな世界であり一時の流行に留まらず花魁の張りと江戸っ子の粋から
生まれでた品々は今も私たちの生活に息づく文化として残っているものも数多く有ります。

関西でいうなら現在舞妓や芸子さんが身につけ彩られている工芸品と呼ばれるものの多くは
この時代での文化の発達があったからこそ。

上記に挙げてきたようにLiar Softならではの遊郭経営ゲームとなっており調教ゲームや
経営が思わしくなくなると陵辱が始まるゲームを期待されている方とは
真逆の方向性のゲームにて花魁の魅力そして遊郭の在り方をふだんなく豪勢
に味わえるエロゲーです。

 シナリオシナリオ・演出・全体  CGの質CGの質・枚数・アニメなど  エロ度数エッチ・実用度・淫語など
古くは古典落語より映画等を辿ってきた遊郭を舞台とした話ありながらビジュアルノベルといった体裁のため親しみ易く読み進め易い。
登場する三者三様に魅せる各々独立したテーマが描かれており10年という長い奉公(年季)に渡る中で
暗影を感じたり高貴な身分の方へ
の身請け話がでたり
兄を慕うあまりに行き着いた果ての
有様を乗り越えてと花魁として
の生き様(張り)を華やかに。

ゲーム部分の演出も花札のような和風アイコンと字体が使用され和音BGMと共に情緒あるインターフェイス。
一枚一枚丁寧な浮世絵か艶画のような高貴と色香が織り交ぜ合う高品質な仕上がり。背景も和様美漂い江戸情緒の遊郭の雅な日常が感じられる見事な絵画。
とはいえ総枚数百枚に満たないのは昨今のエロゲとして少ない印象が有り文章描写のみではなく絵が差し込まれればより効果的な場面も。
客との艶場面で導入寸前でシーンカットされたものを印象に残るように行為描写は短くとも絵とともにといった。
手間の掛かるCGだったのだろうと予想されるとはいえゲーム内容に対して枚数不足にて評価一つ下げ。
主人公との交わり(初回と固有ルートでの)においては前戯奉仕そして体位を変えて複数回にわたり未明から夜明けにかけての長丁場が描かれる。
一方でSLGにおける客(旦那)と遊女の描写は交わりに主軸を置き舌口や乳房や足指を使った奉仕や体位に着目した各々やや短いながらも濃密なものが用意されている。
但し似たようなシーンを差分CGを使用して台詞のやり取りを変えてで別シーンとしているもの有り。
また経営悪化した際に見られるシーンがあるもののおまけ程度のもので陵辱ゲー的なものを過剰に期待すると肩透かしに。
エロゲーソフトのまとめ
 
エロゲー感想スタート画像花魁(よく同一視されるものの各種芸事を学び教養豊かな遊女を指し
単に回春行為を生業とする遊女とは大別される存在)

という言葉は耳にした事はあるものの一体どういった日々を送っていたのだろうという疑問に
分かりやすくエロゲらしくエロ要素も交えて解説してくれる一作です。

ゲーム難易度も経営方法のコツを掴めば経営悪化させる方が難しいほどの難易度なので
普段経営ゲームをされない方でも自分好みの客層で繁盛する事ができます。

濃厚なエロが有るもののエロ重視あるいは陵辱めいたシーンは少なめで花魁による
もてなしを楽しむものが主体となっています。

エロゲーソフト投票

Q 今回の「とある社会人さん」の感想はどんな感じでしたか? 頼むからご協力を<(_ _)>
エロゲー評価良い 読み易くて面白い。
また読みたい♪
エロゲー評価良い ゲームを買う時の参考
に凄くなる。
エロゲー評価良い ネタとして笑えて
楽しめたので合格。
エロゲー評価普通 とりあえず感想として平均くらい。 エロゲー評価いまいち 平均より落ちるので
努力が必要。
エロゲー評価だめ 文章ダメ過ぎ、または短すぎ
出直し。
☆☆☆ ☆☆☆ | 結果のみ見る〜 ||

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