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エロゲー感想者 とある社会人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
それでも妻を愛してる (ルネ/2011-3-25) |
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主人公・本田秀一は商社に勤める ごく普通のサラリーマン。 社内恋愛の末に結ばれた最愛の妻である “ななみ” に支えられ、仕事に追われて 忙しいながらも、幸せな日々を送っていた。 しかし、秀一には人には言えない密かな悩みがあった。 学生時代から奥手だった秀一は女性経験が乏しく、 そのためにななみを色々な意味で満足させられて いるのか、自分はななみにふさわしい夫なのか、 といった不安が常に胸の奥で燻っていたのだ。 そんな不安を振り払うように、3年目の結婚記念日 をななみと祝う秀一だったが、 密かに二人の幸せな結婚生活を蝕む 悪魔の手はすぐそこまで迫っていたのだった…… 秀一は最愛の妻であるななみを様々な魔の手から 守り抜き、無事笑顔で翌年の “結婚記念日” を迎えることが出来るだろうか…… |
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妻への愛の深さを試されるゲーム 純愛・陵辱と並び『寝取られ』はエロジャンルとして長らく存在していますが 徐々に新たな拡大解釈になり物語の主人公と恋愛関係に及ぶ可能性ある各対象人物に 対して関係を持たれてしまう状態、更には直接主人公と深い関係に及ばない対象が 本人の合意の上で恋愛対象として選んだ相手との恋愛であっても物語が進行する上で 描写が有るとプレイヤーによっては寝取られとの印象を持たれる事も有り得るようになってきました。 まとめれば主人公(あるいはプレイヤー)が好意を寄せている相手が 別の相手と関係を持つといった状況が『寝取られ』と称される現状になっています。 本作は恋人や妻を陵辱される『寝取られ』ゲームです。 主人公との夫婦生活を描く一方でルート分岐によりあらゆる寝とられシーンを鑑賞することができます。 妻が情欲に落ちていく過程が描かれるというよりも脅迫や罠に嵌められて 逃れられない状況が描かれていきます。 このような本編の展開がある為に表面上の物語の流れを追うと “これは寝取られゲーじゃない” との感想をもたれる方も居られるかもしれません。 一番最初に記載したように主人公にとっては愛する妻と関係を持たれている事から また妻にとっても愛する夫とは異なる男に汚されている状況から 寝取られであり よくある展開としては快楽落ちに向けて調教に近いエロが進行していくわけですが 本作の場合は繰り返される行為によって身体が反応していても心は夫へ 謝罪に満ち苦悶しながら行為を拒絶し続けています。 ジャンルの特性としては一風変わった今回のような寝取られ描写が 生々しく妻の抵抗の様相を映し出す結果になっています。 寝取られる対象人物は一人でありそれを数多くの男たちが寝取っていく(陵辱していく)という 他の作品ではあまり体感できない物語の結末はどのルートにおいても ほぼ妻と婚姻関係が続いている状態で閉幕しています。 この時の主人公が妻に向ける想いがタイトルの言葉でありなかなかに感慨深い作品に仕上がっています。 一部完全寝取られエンドやBADエンドにおいてはこの限りでは有りません。
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本作は純愛が進行しつつ陵辱要素そして妻を寝取られる要素と多岐に亘る憎愛劇が繰り広げられます。 様々な寝取られ(被陵辱)要素が用意されながらもあえて妻との結婚生活及び和姦のみを楽しむ事も可能です。 寝取られ(被陵辱)と和姦のシーン数はほぼ半々で危険要素を選択し『寝取られレーダー』 により寝取られの方向性が展開していきます。 この寝取られレーダーによる展開分岐が一癖有るために特定のルートへ入る事がやや困難で有るかもしれません。 公式サイトでは大々的に寝取られ要素をアピールしている為に寝取られ要素のみを 期待されている方にとっては肩透かしとなる可能性は高いです。 しかしながらタイトルである『それでも妻を愛している』通り妻を陵辱されても 愛し続ける主人公の姿が生々しく描かれています。 |