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ええと、NHKの土曜ドラマでですね、「ハゲタカ」という、社会派小説を元ネタにしたドラマが以前ありまして
今年再放送があったので,半分くらい観たんですが、その事が今回のエロゲーで役に立つとは…
いや、役に立つとか以前に、このエロゲーまんまハゲタカが元ネタなので(苦笑)
ドラマ見たらよりエロゲーの方も楽しめるかも。
オイラは株を始めて7年くらいになりますが、昔はね〜村上ファンドとかいてね〜金を稼いで
何が悪い〜とか、ホリエモンとかが球団買収する〜とか景気の良い話も一杯あって〜
お金儲けに、企業を買収するっ(TOB)とかさらにそれを守る〜ホワイトナイトとかニュースで
騒がしたもんですが〜 今不景気でさっぱり(苦笑)
まあ、嘆いても仕方ないので、とりあえず懐かしめるエロゲーでもやるかっ
て雰囲気ですよまったく。
経済ドラマと、エロゲーのコラボ。 現代の戦争とは金を奪い合うマネー戦争にほかなりませんが、
闘争とエロの相性もやっぱそれなりに良いな〜と感じる作品です。
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「お前なら城島と渡り合えるだろう───。」
俺を呼び出した上司は、開口一番そう言った。
俺の名は篠岡幸人(しのおか
ゆきと)。
巳浦(みうら)銀行の金融事業部 部長を務めるエリート社員であり、
これでも金融業会ではそこそこ名の知れた男のつもりだ。
城島というのは、投資系ファンド 『ワールド・クリエイティブ・パートナーズ』
代表・城島博(じょうじま ひろし)のことである。
いわゆるバイアウトファンドと呼ばれる類の会社だ。 城島は以前この巳浦銀行で共に仕事したこともある、因縁浅からぬ男だった。
ヤツはその後ちょっとしたトラブルから会社を退職し、
しばし職を転々とした後姿をくらましていたが、突如金融業会へと舞い戻り、
この巳浦銀行の抱える不良債権を始めとして様々な企業を買い叩いては売り捌いていた。
そんな中、ある大手老舗料亭を経営している会社の株を城島が
買い漁っているという情報が入った。
この料亭は長年 “一見さんお断り” のスタイルを貫いてきたが
不況の煽りを食らって経営が傾いており、城島はそれを立て直した後に
株を売り払えば莫大な儲けが出ると考えているようだった。
一方、この料亭の経営会社のメインバンクである我が巳浦銀行も、
ある事情により建て直しを自ら行おうと躍起になっていた。
───そこで呼び出されたのが俺である。
「なんとしても城島を出し抜け」
との命を受けた俺は、ヤツと対峙することになった。 かつて肩を並べた男が、俺の出世の障害として立ち塞がろうとしている———。 ───面白い。受けて立とうじゃないか。
俺も出世の機会を伺って少々手をこまねいていたところだ。 さっさと上層部の老人共にはご退場願って、頭取の椅子を空けてもらわねばならない。 これはいいチャンスと見るべきだろう。
俺の得意な方法で、お前を出し抜いてやろうじゃないか。 “女”
という武器を使ってな───。 俺は不敵な笑みを浮かべ、さっそく資料を手に取った───。
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上の、紹介文は、もろメーカーさまのあらすじなんですが、
色々小難しいそうに見えますが、まあ、エロゲーなので、流し気味のシナリオ読んで
オカズに…て使い方もありとは思います。
ただ、元ネタが良いだけに、序盤〜中盤にかけての、買収に関わる攻防はなかなかシナリオが
面白くて、寧ろエロの必要性は?て感じなので、まずは、しっか読み進めてプレイされると
ほんと燃えますよん。
ライバルがどういう形で買収に乗り出すのか予想しつつ対策を練っていると、色んな出会いがあって
それが突破のキッカケになりそうで…という、駆け引きと偶然に翻弄される話は
エロゲーではあまり経済系の題材を扱うエロゲーがないだけに新鮮でした。
ただ。
…いや、まあ、エロゲーなので仕方ないと言えば仕方ないんですがね。
陵辱ゲーなので、主人公がかなり卑劣な奴で絶倫な奴でとにかくもう嫌な奴なわけですよ。
序盤の流れとか見ると、大株主と人間的な信頼を築いてさて、対抗できる形に♪
みたいな、ドラマの「ハゲタカ」的な雰囲気にまでなりながら、
なんで主人公、そこでいきなり、その信頼をよせたヒロインを陵辱して調教しちょうかな〜(笑)
昔の選択式のアドベンチャーなんかの、「明らかに間違ってそうな選択」
ときメモとかで、「一緒に帰る、とか声をかけない、の他にレレレレイプ」
と選択があってダメな選択しちゃう感じなのに、それが正解な訳ですよ陵辱ゲーなだけに。
以後も、マネーウォーズなシナリオでは、緊迫した展開が続き、これはこれで息を飲む
物語が展開するのに、 常に、「相手との対話・相手の弱みを握る」みたいな頭脳戦
を挑むべき展開で、 レレレレイプ…
おまえ、ほんとに金融事業部部長を務めるエリート社員なのか。
という、金で解決ならぬ、陵辱調教で奴隷化して解決。
陵辱ゲーの見本のような主人公です(苦笑)
調教内容もかなりハードで、スカにイラマチオに〜と普通のエッチが皆無なのに、
ハード陵辱だけが充実。 エンディングは、おまけのページに。「攻略のヒント」
というコーナーがあるので、そこで条件確認しながら話を進めればコンプリート
しやすいです。
黒髪の少女「天王寺 雫(しずく)」 は澪(みお)そっくりなのですが
まあ、それはもうどうでも良いです。
後半、なんか奴隷にしたヒロインが増え、本編の物語よりも、ヒロインを調教している比率が
高くなると やや調教にマンネリ感を感じました。
エンディングはまとまっているし、ヌキゲーだけに、ハードなエロシーンは必要なので
まあ、後半にややエロばかりになるのは仕方ないのですが、物語としても
ヌキゲーとしても十分楽しめた作品です。
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