2010年を迎えた事ですし、今年のエロゲー界に期待したいことでも勝手に書きますと
ズバリ「妄想からリアルへの回帰」がエロゲー、とりわけヌキゲーにとっては
必要なのではないかと思っております。
オイラは今も昔も妄想激しいです。
カウンター席でランチ食べてて、横に一人で入ってきた女の子が座ったりすると
「オイラもててね〜かオイ」と喜び、視線を感じると、「やべぇこれは告白するしか…」
と勝手に恋愛話まで飛躍します。 …いやいや現実逃避も甚だしい日常ですが、
まあ、そんな妄想はとりあえず現実に根ざした妄想、身近な妄想とでもいいましょうか。
そのあたりが妄想と現実の心地よいバランスなのではないかと思っております。
ところが昨今。 エロゲー界では妄想のバランスがオカシイ気がします。
漫画やアニメで人気のハヤテのごとくは、世間離れしたスーパーお金持ちな設定の中で
それはもう自由に物語が展開し、魅力的なヒロインと笑いで人気を誇りますが
こうした、リアルな現実からかけ離れた設定には、致命的な弱点が…
現実の延長にある生々しいシナリオよりも、現実離れした設定の方は
自由度が高過ぎて、製作者の技量に大きく左右されてしまい
下手すると、恐っそろしく陳腐なものは陳腐に感じてしまうのだ。
(ハヤテのごとくは上手ですけどね流石というか…)
今回のいちゃぷり!もスーパー大金持ちな祖父だの、世界最高クラスのビルの話など
浮世離れした設定は、残念ながらプレイヤーの妄想を掻き立てるよりも
妄想からかけ離れすぎて醒めちまった感があります。
2月発売のイリュージョンの期待の新作は「リアル彼女」ですし、
DSのラブプラスはリアルな日常を描いたからこそ、より萌える訳てすし
時代は、現実の延長線にある萌えてエロいヌキゲーを求めているのではないか?
と思いました。
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