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| ■■■■ソフトのタイトル・基本情報■■■■ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ■■■簡単な紹介■■■ |
 星降るクリスマスイブの夜、人々へ幸せをお届けするのがお仕事のサンタクロース。そのパートナーとして、専用のソリで夜空を飛び回る、トナカイと呼ばれる者たちがいた。 とあるイブの夜。 サンタと出会った少年は、サンタと共に星空を駆ける、トナカイの姿に強い憧れを抱く。 やがて月日は流れ—— かつての少年・中井冬馬（なかい とうま）は一人前のトナカイへと成長を遂げ、 新米サンタ・星名ななみ （ほしな ななみ）とペアを組むことになる。 |
| ■■私的でお気楽なゲーム評■■ |
| 始めに 制作スタッフの前作『遥かに仰ぎ、麗しの』の学園恋愛ものから打って変わり 今回は『ゆのはな』のような冬の地方街でのアットホームラブストーリー。 シナリオプレゼントの配達シーンから開始されるので 『てとてトライオン!』のようなハイテンションなノリで物語は突き進みます。 主要人物の一人りりか役の方のある種持ち味な話題脱線ボケから 始まるななみとのわいがやトークには 一癖が有り序盤の共通シーンでは始終繰り広げられますので 体験版で嗜好に合うかご確認を。 会話や行動相手を選択する事で早い段階で三人のサンタ娘と 大家の娘と固有ルートに入ります。 四人それぞれのエピソード自体は今までに無いような独創的なものが 有るわけではありませんが画面効果としての演出と固有前半での疑問点が 後半にかけて少しづつ紐解かれていく展開は 途中で目を止められない巧さがありました。 CG 総数100枚以下で有りますが イベントの適所にて使用されているためCGが追加で 必要に感じられた場面を感じることはありませんでした。 夜空を駆け巡るシーンがサンタのお話という特性の為に多数登場するのですが 疾走感と躍動感そして緊張感を越えての爽快感を体感できる演出。 豊富な表情差分によって登場人物たちの感情の揺らぎを細やかに表現し声優さんの演技ともども 相乗効果によってより物語に深みを与える演出。 ラブシーン（絡みはもといキスシーン）での演出も構図こそありがちな描写ではあるものの カット演出とこちらでも感情差分に拘りがあり場面の盛り上げる演出 といったCG枚数が少なめではあるものの表情差分や 演出面が要所において過分に強化されており CGとしての視覚に非常に効果的な演出がなされています。 音楽いつもの数箇所への外部委託ではあるもののそれぞれのBGMにバラつきは無く臨場感あるBGM。 全42曲。 ボーカル付き歌曲は3曲で『てとてトライオン!』で好評だった 配役声優たちによるOP曲の合唱がエピローグを盛り上げます。 |
| ■■■結論■■■ |
| 最後に 寒空を見上げた薄雲に時折星が瞬くのは活動に勤しむサンタがいるのかも そんなややラノベファンタジー要素な純愛ものですので 男女どちらのプレイヤーさんも読み進めやすいADVに仕上がっていると思います。 年越しをほっこりと過ごすのならどうぞ本作を。 エロ要素の濃厚な行為等は期待できませんが初々しさがその分重視されています。 |
しろくまベルスターズ♪ ( PULLTOP/2009-12-11) 感想 とある社会人 さん
