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「はじめに」 久々の新作投稿!書き方を少し変えてみたのですが、いかがでしょうか?
「概略」
家族計画のファンディスク的なもので、A4版フルカラー・128ページのファンブックとB5サイズの下敷き、
各ヒロイン分のしおりが特典となっております。
・・・が、もともとは家族計画〜絆本〜という「ファンブック」として発売する予定なのが、
発売元とのトラブルによりエロゲーとして発売することになったという経緯を持っています。
そのため、絆本の完成度は高いのですが、エロゲのほうは若干物足りなさが感じられます。
本作には通常版とネット接続版の二種類があります。
価格は変わりませんが、後者には\2000相当の特製QUOカードが付属されているみたいです。
(ちなみに私は通常版。)
「シナリオ」
シナリオライターは当然、山田一です。40〜50分ほどと短いシナリオなので、内容・新キャラについて書くとネタばれになるので手短に。 「家族計画(末莉エンド)のその後を描いた物語です。」 時代背景、新キャラとの関係、あのキャラは今、などの説明もなくゲームはスタートします。なので最初はかなり?な印象ですが、進めるに従って徐々に全体像が見えてきて、同じように涙腺も緩み始める意味深い展開でした。
「音楽」 音楽については、家族計画で使われたBGMの使いまわし(そこがまた懐かしさを誘うんですが)。歌曲なんかは使いまわしどころか、使われてすらいません。当然OP・EDムービー等も無いです。ボイスは入っていませんが、アンケート葉書のお返しディスクで、フルボイスに出来るらしいです。※但し、8月31日までに送らないと貰えません。ネット接続版は9月頃よりDL可能になる模様です。
「絵柄」 原画家も当然、福永ユミ。使用されるCGは全て新しく書き下ろし。枚数は少ないですが、家族計画のCGと比べると、淡く丁寧なタッチで仕上げられており綺麗に感じられました。 新キャラの立ち絵を除いた背景・立ち絵に変更は無いです。
「エッチ」 全部で4種類と鬼のように少ないです。(シナリオの長さから考えると多いと言えるのですが。)絵柄は綺麗なのでオカズとしては申し分ないのですが、ボイスが無いのでイマイチです。
【ぶっちゃけたエロゲー感想 ※ネタばれ要素を多く含みます。】
「メーカーについて」 この作品、ゲーム起動時にはD.Oと表示されます。一見当たり前のような気がしますが、D.OのHPを見てみると・・・D.Oの作品としては載ってません。限定品であった絆箱でさえ載っているのに・・・そこで、HP内のメーカーリンクを参照すると、「山田一作品制作委員会〜高屋敷開発〜」(←山田一作品と言いつつ、高屋敷を使ったら家族計画関係しか制作できないような・・・)なるものが他のメーカーに紛れてあり、そこに作品紹介が載っているという社会的事情たっぷりな作品です。というのも、このメーカー(?)はファンブック発売が中止になった際に発売元として作られたようで、製品紹介にはこの作品しかないという状態。
「シナリオについて」 え〜既記したとおり、家族計画の末莉エンディング以降の話であること以外、全く説明も無いまま進行します。演出のためかと思いますが、さすがに新キャラ(物語の中心人物)の説明がないのには困りました。(その他にも、あなたは誰?的な脇役が多いです。) 一応、三択の選択肢が二回ありますがエンディングには関係ありません。というより攻略性皆無なので。この選択肢も家族計画の思い出(番外編)を選ぶためでそれなりに面白いのですが・・・ぶっちゃけボツネタを寄集め、CGで誤魔化した感が否めません。
「エッチ」 まず、新キャラのエッチシーンはありません。新キャラというのが、末莉の容姿に青葉の面持ちっといった感じで私的に気に入って、それなりにエッチシーンも期待していたのですが、(・・・このような純愛系にエロを期待するのは的外れかもしれませんが、少ないからこそ!そのひとつひとつに期待するべきではないのか!と私は思うのです。)物語序盤で年齢が14歳と判明し凹みました。まぁよく考えずとも、主人公は妻子持ちでその方向の波乱万丈はあるはずも無く、D.Oはついに神(ソフ論あたり)に喧嘩を売るのか!?っとも思いましたが、それこそあるはずも無く結局サービスシーンすらありませんでした(涙。ではエッチシーンの構成はと申しますと、末莉と家族計画では脇役だった久美景で成り立っております。
「最後に」 物語の終わり方からして、新キャラを主役にした続編が出そうな感じです。それ以上に気なるのはHP「高屋敷開発」がいつまで存続できるか?ってことなんですが・・・。
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