管理人のツイッター | |||
総合入り口へ戻る 分館(・雑記・リンク等)へ |
エロゲー感想者 とある社会人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラブラブル〜lover able〜 (SMEE/2011-2-25) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
季節は夏。主人公・愛沢晴樹と、その妹・花穂は、 両親の仕事の都合により引っ越しを余儀なくされた。 様々な事情により叔父の元へ 預けられることになったふたり。 両親と叔父の交わした約束により、 ふたりは新しい町で叔父の経営するカフェレストランで、 バイトをしなくてはならなくなる。 白い砂浜と店長の悲鳴が絶えない、 都心から電車で気軽に足を運べる活気に 満ちたリゾートシティ。 引っ越してすぐに出会う、自分と同じタイミングで 編入してきた笑顔の可愛い転校生。 口数は少ないが、いつもどこか楽しげに 夏の空を見上げるちょっと不思議な隣の席の女の子。 部活に、バイトに、恋愛に、この夏一生懸命 背伸びをする健気な後輩。 いつも隣で自分の腕をぐいぐい引っ張っていく。 そんな妹の見慣れた元気な後ろ姿。 一から始まる出会いと絆。 ちょっとだけ口に出すのが恥ずかしい、 ハッピーエンドな恋、今始まる。 |
恋愛ゲームを含めたギャルゲーのコンセプトと問われれば様々な回答があるかと思います。 『如何に登場人物に興味を持ってもらいプレイヤーの心に留めてもらえるか』 というのも一つの回答として用意できるのではないかと思われるのですが その為の手法として泣き要素であったり萌え要素であったり燃え要素であったりと 作品ごとに多種多様に上手く織り交ぜ印象深い企画及びシナリオプロットが考え出されています。 本作の場合は共通ルートからの萌えと付き合い始めてからのイチャラブに特化した恋愛ADV。 上記の要素が満喫できるイチャラブシステムとして 主人公の名前変更可能やヒロイン性格変化や髪型服装変化そしてメールでやり取り とどこかで見た覚えのある要素が搭載されているもののあくまで付加要素的なものです。 このイチャラブシステムを追求すれば相当化けた作品になったのではと個人的には思えます。 制作予算の関係上ヒロイン5人に対してこれ以上の演出強化はなかなかに困難でしょうが。 本作のストーリーの展開が何かしらヒロインの抱える不安(トラウマ)を主人公とともに 解消し合うという山場があるもののお互いに知り合って親しくなり主人公が 励まして好意が強まり永遠を誓うという一本調子の為シナリオにキャラクター毎に 変動ある重厚さを求める方にとってはありきたりな印象を受けてしまう可能性が高いと思われます。 具体的にはキャラクター紹介を兼ねた共通部は会話のやりとりに 挿まれるノリのいいコメディが楽しめるものの 周回プレイでメールを送る相手や返答による一部やり取りの変更がある他はほぼ同一です。 共通部最終選択肢において固有ルートが分岐するので私の場合はここでの セーブポイントを確保してプレイしました。 共通部でのバイト仲間としての交流から恋人として付き合う固有ルートへ変化する事で 主人公の距離感が縮まる事から主人公と過ごすシーンでのヒロインの言動に変化し このギャップの魅力が本作品の一番の特色に感じます。 最初のデートにおいて髪型と服装をこれまでとは異なったものに変化させることが可能になります。 注意としてこの時変更した設定がその後も継続し続けます。 また変化といってもシーンCGに大きな変化はなく髪型と服装が差分CGとして差し替えられる演出です。 就寝前に恋人メールのやり取りがあるわけですが返信の際は二択で上手く 話題継続できれば返信を更に返すことができます。 メール文面が配役さんによる音声読みではなくディスプレイに表示されるだけなので 音声有りに強化してもよかったのではと。 制作予算的にボイスワード総数制限に掛かったのであれば選択肢を3択にして 返信文面を変化させるといった強化方法も。 ゲーム本編での主人公の独想にもあるように付き合い始めた頃の止め時の 無いメールというのもイチャラブ表現としては的確と思えます故。 体験版収録の人物紹介も兼ねたプロローグでは勢いのある主人公が 周囲を巻き込みつつ物語が進むというラノベ風で ギャグコメディとして楽しむ方向きに感じられる本作品でした。 純粋な学園恋愛物語を真面目に楽しみたい方にとっては圧倒されるかもしれませんが 固有ルートに入ればイチャラブ要素を大いに楽しめるADVとなっています。
|
|||||||
素直にハッピーエンドが楽しめる学生恋愛ADV。 性格変更や容姿変更やメールでのやりとりといった興味深い要素を取り入れたものの とりあえず一要素として取り入れてみましたという印象が強く ゲームを盛り上げる演出としてどう繋げていくかに次回作では期待しています。 個別ルートではイチャラブ要素満載ですし Hシーンをお目当ての方もエロ重視ほどではないものの いつの間に始まっていつのまに終わったのといった純愛系エロゲにありがちな短いものではなく 始まりから終わりまで丁寧にお互いの愛の営みの行為が描かれたシーンが 3〜5シーンほどそれぞれ用意されておりイチャラブHを楽しみたい方にお勧めできる本作品です。 |
|